スーパープレッシャー気球が次の宇宙時代を切り拓く? [トンデモ学説]
”ロックーン”や”金星のコロニー”で気球について興味を持ったので調べていたところ「スーパープレッシャー気球」なる技術が未来社会の鍵になることが分かってきました。各国技術開発を活発に行っているようです。もちろん日本もです。
長時間飛翔用スーパープレッシャー気球の開発と実証
http://www.isas.jaxa.jp/home/kougaku/03_report/2019_senryaku/24_saito_senryaku_report_2019.pdf
と、思ったけど研究費が数百万って、しょぼ・・・。しょぼすぎる。(´・ω・`)
なぜ、今「スーパープレッシャー気球」なのか?通常の気球は太陽に熱せられると内部の気体が膨張し気球を圧迫します。そのダメージを避けるため、内部の気体を逃し気圧を下げます。一方で夜になると冷えるので、バラストを投下して高度を維持します。
これを「ゼロプレッシャー気球」と呼びますが、どんどん内部のリソースを削っていくので、あっという間に気球が使えなくなります。それを克服するのが「スーパープレッシャー気球」です。
「スーパープレッシャー気球」は軽量で高強度の繊維で作られた気球で、気体の膨張にも耐えられるため、内部の気体を放出する必要ありません。繊維開発はグンゼやフジクラが担当しているようですね。
スーパープレッシャー気球の性能試験を実施
http://www.isas.jaxa.jp/j/snews/2006/0209.shtml
2016年にはNASAが「スーパープレッシャー気球」で46日ものロングフライトを実現。機材回収優先のため、この日数になったようで、気球そのものは100日を超えることも可能な状態だったようです。
【高論卓説】NASA「スーパープレッシャー気球」
https://www.sankeibiz.jp/business/news/170510/bsc1705100500011-n2.htm
高度50kmの成層圏で落ちない気球が実現できると世界は大きく変わります。携帯の基地局も減らせますし、衛星よりも細かく行えるセンシングが農業や交通、設備管理を大きく変えるでしょうし、また天気予報もより細かいレベルで行うことができます。
そして「スーパープレッシャー気球」の技術は、そのまま「ロックーン」にも使えますので小型衛星の打ち上げのコストダウンにも寄与できます。さらにはISSへの中継地点になるかも知れません。
ということを考えていたら、すでにアメリカではビジネスにしている会社があるのですね。(さすがにスーパープレッシャー気球ではないようですが)
https://worldview.space/
さすがアメリカだなぁ。しかも繁盛していそう。このようなサービスで着実にビジネスを伸ばしながら宇宙開発への足掛かりも作っていく。そんな実践型の日本の先端企業が出てこないかな。
(´・ω・`)
長時間飛翔用スーパープレッシャー気球の開発と実証
http://www.isas.jaxa.jp/home/kougaku/03_report/2019_senryaku/24_saito_senryaku_report_2019.pdf
と、思ったけど研究費が数百万って、しょぼ・・・。しょぼすぎる。(´・ω・`)
なぜ、今「スーパープレッシャー気球」なのか?通常の気球は太陽に熱せられると内部の気体が膨張し気球を圧迫します。そのダメージを避けるため、内部の気体を逃し気圧を下げます。一方で夜になると冷えるので、バラストを投下して高度を維持します。
これを「ゼロプレッシャー気球」と呼びますが、どんどん内部のリソースを削っていくので、あっという間に気球が使えなくなります。それを克服するのが「スーパープレッシャー気球」です。
「スーパープレッシャー気球」は軽量で高強度の繊維で作られた気球で、気体の膨張にも耐えられるため、内部の気体を放出する必要ありません。繊維開発はグンゼやフジクラが担当しているようですね。
スーパープレッシャー気球の性能試験を実施
http://www.isas.jaxa.jp/j/snews/2006/0209.shtml
2016年にはNASAが「スーパープレッシャー気球」で46日ものロングフライトを実現。機材回収優先のため、この日数になったようで、気球そのものは100日を超えることも可能な状態だったようです。
【高論卓説】NASA「スーパープレッシャー気球」
https://www.sankeibiz.jp/business/news/170510/bsc1705100500011-n2.htm
高度50kmの成層圏で落ちない気球が実現できると世界は大きく変わります。携帯の基地局も減らせますし、衛星よりも細かく行えるセンシングが農業や交通、設備管理を大きく変えるでしょうし、また天気予報もより細かいレベルで行うことができます。
そして「スーパープレッシャー気球」の技術は、そのまま「ロックーン」にも使えますので小型衛星の打ち上げのコストダウンにも寄与できます。さらにはISSへの中継地点になるかも知れません。
ということを考えていたら、すでにアメリカではビジネスにしている会社があるのですね。(さすがにスーパープレッシャー気球ではないようですが)
https://worldview.space/
さすがアメリカだなぁ。しかも繁盛していそう。このようなサービスで着実にビジネスを伸ばしながら宇宙開発への足掛かりも作っていく。そんな実践型の日本の先端企業が出てこないかな。
(´・ω・`)
気球工学―成層圏および惑星大気に浮かぶ科学気球の技術 (宇宙工学シリーズ)
- 出版社/メーカー: コロナ社
- 発売日: 2004/02/01
- メディア: 単行本
日本の軍用気球 知られざる異色の航空技術史 (光人社NF文庫)
- 作者: 佐山 二郎
- 出版社/メーカー: 潮書房光人新社
- 発売日: 2020/03/25
- メディア: 文庫