SPRESENSE(SORA-Q)が月面撮影成功!!歴史的偉業を達成! [SPRESENSE]
SPRESENSEがやってくれました。SPRESENSEを搭載した、JAXAの月面探査機SLIMの子探査機のLEV-2(SORA-Q)が月面走行ならびに月面上に着陸したSLIMの撮影に成功しました!すごい!!
SLIMそのものは、50m地点でスラスタ一つが脱落。異常モードに入り、本来、高度1.8mで放出する予定だった LEV-1、LEV-2 を高度 5m で放出。それでも両方とも問題なく動作したのはすごいですね。
スラスタを失ったSLIMは横滑りしながら月面に着陸し、横方向の勢いがあまってしまい写真のように逆立ちをしてしまったようです。
太陽光パネルが西方向を向いており、月面の太陽は東側。SLIMは電源を確保できずに現在停止しています。月の昼間はだいたい17日くらい。1月末には天頂に来て、2月上旬には西に来るので、そのときに復活できるかもしれません。
一方、LEV-1もすごいですね。飛び跳ねて移動するというのもユニークですが、あの小さなロボットで地球との通信も実現しています。通信はテレメトリにUHF帯、データ送信用にS帯を使っているようです。
残念ながら、LEV-1 の画像取得はうまくいっていないようですが、それでもLEV-1、LEV-2で複数のロボットが連携して月面で動作させたのは世界初!ロボット大国の面目躍如ですね。
最後に特筆すべきは、SLIMのピンポイント着陸でしょう。画像照合しながら完全自立制御。スラスタが落ちなければ3−5m精度だったようです。
今までは 数kmから十数km レベルです。というのも、月面着陸直前の探査機の速度は時速200km程度。それを急減速させて着陸させるので、それくらいの誤差が出るのは当然だと思われました。それをピッタリ狙った駐車場つけることができたのが今回の偉業です。
最近は失敗続きの日本の宇宙開発ですが、ひさしぶりに大きなインパクトの偉業を成し遂げました。今後、日本の月面開発が活発化しそうですね。
SONY SPRESENSE メインボード CXD5602PWBMAIN1
- 出版社/メーカー: スプレッセンス(Spresense)
- メディア: Tools & Hardware
SLIMそのものは、50m地点でスラスタ一つが脱落。異常モードに入り、本来、高度1.8mで放出する予定だった LEV-1、LEV-2 を高度 5m で放出。それでも両方とも問題なく動作したのはすごいですね。
スラスタを失ったSLIMは横滑りしながら月面に着陸し、横方向の勢いがあまってしまい写真のように逆立ちをしてしまったようです。
太陽光パネルが西方向を向いており、月面の太陽は東側。SLIMは電源を確保できずに現在停止しています。月の昼間はだいたい17日くらい。1月末には天頂に来て、2月上旬には西に来るので、そのときに復活できるかもしれません。
一方、LEV-1もすごいですね。飛び跳ねて移動するというのもユニークですが、あの小さなロボットで地球との通信も実現しています。通信はテレメトリにUHF帯、データ送信用にS帯を使っているようです。
残念ながら、LEV-1 の画像取得はうまくいっていないようですが、それでもLEV-1、LEV-2で複数のロボットが連携して月面で動作させたのは世界初!ロボット大国の面目躍如ですね。
最後に特筆すべきは、SLIMのピンポイント着陸でしょう。画像照合しながら完全自立制御。スラスタが落ちなければ3−5m精度だったようです。
今までは 数kmから十数km レベルです。というのも、月面着陸直前の探査機の速度は時速200km程度。それを急減速させて着陸させるので、それくらいの誤差が出るのは当然だと思われました。それをピッタリ狙った駐車場つけることができたのが今回の偉業です。
最近は失敗続きの日本の宇宙開発ですが、ひさしぶりに大きなインパクトの偉業を成し遂げました。今後、日本の月面開発が活発化しそうですね。
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