Arduino 新作ボードがまるで SPRESENSE?その違いとは!? [Arduino]
Arduino が新しいボードを発表しました。Arduino Portenta H7 です。インダストリー向けで価格はなんと $99.9!Arduino シリーズ向けとしては少し高い気がしますが個人向けではないので、こんな値段なんでしょうね。で、気になるのがそのフォームファクター。
https://store.arduino.cc/usa/portenta-h7
あれぇ?これなんてSPRESENSE???
そう、SPRESENSEそっくりなんですよ。でもプロセッサーのシルクがイタリア製らしくおしゃれですね。大きさは、67.64 × 25 mm で SPRESENSE よりも一回り大きな感じですね。少しスリムなRaspberry Pi Zero という感じです。
裏面を見ると、なんとB2Bコネクタが!そこまでSPRESENSEと同じなの!?
ということは拡張ボードが出るのかな?
仕様を詳しく見てみましょう。
カメラをサポートしているのですが、8ビットパラレルっぽいですね。あとSDカードも裏面のB2Bコネクタ (expantion port) 経由で扱えるようです。そこらへんもSPRESENSEと同じかー。完全にベンチマークしてますね。
メモリはデフォルトでRAMが2MB、Flashが16MBといったところで、少しSPRESENSEよりも大きい。ただメモリはオプションで 64MB まで拡張できるようです。TensorFlow Liteも使えるのでメモリが拡張できるのはいいですね。(でも、PoPになると思われるので、かなりお高くなるかと)
ADCが3.6MSPSまでいけるのと、スリープモードで 3μAというのはいいですね。でも回路を見る限り、動かしているときはかなり電力食うと思います。
SPRESENSEとARDUINO PORTENTA H7の違いを簡単にまとめてみました。
SPRESENSEの良いところ
・測位(GPS)機能
・音声出力、音声入力
・LPWA(LTE-M)をサポート
・動作時も省電力
ARDUINO PORTENTA H7の良いところ
・オンボードWiFi/BT
・バッテリチャージャー内蔵
・Sleep時の消費電力が低い
・メモリ拡張可能
どっちも一長一短ですね。PORTENTA H7も拡張ボードでLPWAをサポートしてくるだろうし、一方でSPRESENSEはWiFi/BLEのボードもサポートしているし。この2つの良いところを一緒にするとちょうどいいエッジソリューションなんですけどねぇ。
でも、日本発のボードデザインが本家に参考されるなんてちょっと誇らしいですね。この分野も今まで欧米(主にArduino, Raspberry Pi, Intel ですが)が主導してきましたが、ここにきて日本勢が巻き返してきた感じです。ソニーだけでなくルネサスもがんばってほしいなぁ。
(^^)
https://store.arduino.cc/usa/portenta-h7
あれぇ?これなんてSPRESENSE???
そう、SPRESENSEそっくりなんですよ。でもプロセッサーのシルクがイタリア製らしくおしゃれですね。大きさは、67.64 × 25 mm で SPRESENSE よりも一回り大きな感じですね。少しスリムなRaspberry Pi Zero という感じです。
裏面を見ると、なんとB2Bコネクタが!そこまでSPRESENSEと同じなの!?
ということは拡張ボードが出るのかな?
仕様を詳しく見てみましょう。
Microcontroller | STM32H747XI dual Cortex-M7+M4 32bit low power ARM MCU |
Radio module | Murata 1DX dual WiFi 802.11b/g/n 65 Mbps and Bluetooth 5.1 BR/EDR/LE |
Secure Element | NXP SE0502 |
Board Power Supply (USB/VIN) | 5V |
Supported Battery | Li-Po Single Cell, 3.7V, 700mAh Minimum (integrated charger) |
Circuit Operating Voltage | 3.3V |
Current Consumption | 2.95 μA in Standby mode (Backup SRAM OFF, RTC/LSE ON) |
Display Connector | MIPI DSI host & MIPI D-PHY to interface with low-pin count large display |
GPU | Chrom-ART graphical hardware Accelerator |
Timers | 22x timers and watchdogs |
UART | 4x ports (2 with flow control) |
Ethernet PHY | 10 / 100 Mbps (through expansion port only) |
SD Card | Interface for SD Card connector (through expansion port only) |
Operational Temperature | -40 °C to +85 °C (excl. Wireless module) / -10 °C to +55 °C (incl. Wireless module) |
MKR Headers | Use any of the existing industrial MKR shields on it |
High-density Connectors | Two 80 pin connectors will expose all of the board's peripherals to other devices |
Camera Interface | 8-bit, up to 80 MHz |
ADC | 3× ADCs with 16-bit max. resolution (up to 36 channels, up to 3.6 MSPS) |
DAC | 2× 12-bit DAC (1 MHz) |
USB-C | Host / Device, DisplayPort out, High / Full Speed, Power delivery |
カメラをサポートしているのですが、8ビットパラレルっぽいですね。あとSDカードも裏面のB2Bコネクタ (expantion port) 経由で扱えるようです。そこらへんもSPRESENSEと同じかー。完全にベンチマークしてますね。
メモリはデフォルトでRAMが2MB、Flashが16MBといったところで、少しSPRESENSEよりも大きい。ただメモリはオプションで 64MB まで拡張できるようです。TensorFlow Liteも使えるのでメモリが拡張できるのはいいですね。(でも、PoPになると思われるので、かなりお高くなるかと)
ADCが3.6MSPSまでいけるのと、スリープモードで 3μAというのはいいですね。でも回路を見る限り、動かしているときはかなり電力食うと思います。
SPRESENSEとARDUINO PORTENTA H7の違いを簡単にまとめてみました。
SPRESENSEの良いところ
・測位(GPS)機能
・音声出力、音声入力
・LPWA(LTE-M)をサポート
・動作時も省電力
ARDUINO PORTENTA H7の良いところ
・オンボードWiFi/BT
・バッテリチャージャー内蔵
・Sleep時の消費電力が低い
・メモリ拡張可能
どっちも一長一短ですね。PORTENTA H7も拡張ボードでLPWAをサポートしてくるだろうし、一方でSPRESENSEはWiFi/BLEのボードもサポートしているし。この2つの良いところを一緒にするとちょうどいいエッジソリューションなんですけどねぇ。
でも、日本発のボードデザインが本家に参考されるなんてちょっと誇らしいですね。この分野も今まで欧米(主にArduino, Raspberry Pi, Intel ですが)が主導してきましたが、ここにきて日本勢が巻き返してきた感じです。ソニーだけでなくルネサスもがんばってほしいなぁ。
(^^)
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おもちゃが増えそうですね^^
by ぽちの輔 (2020-01-11 05:46)
いやー、問題はいかに触る時間をつくるかですねぇ。忙しいのはありがたいことですが・・・
by ys_taro (2020-01-14 00:06)