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「SPRESENSEでデジタルエフェクターを作ろう!」ーSPRESENSEアンプ編ふたたびー [SPRESENSE]

昨年の今頃、SPRESENSEでデジタルエフェクターを作るチャレンジをしていましたが、仕事が忙しくなりペンディングをしていました。ようやく仕事に余裕が出てきたので検討を再開することにしました!

詳しくは過去記事を参照していただきたいのですが、軽く今までのおさらいをしたいと思います。


「SPRESENSEでデジタルエフェクターを作ろう!」ープリアンプの製作編ー
https://makers-with-myson.blog.ss-blog.jp/2021-04-19

「SPRESENSEでデジタルエフェクターを作ろう!」ーSPRESENSEアンプ編ー
https://makers-with-myson.blog.ss-blog.jp/2021-05-03


ギターのエフェクターを作るには、まずエレキギターの信号をプリアンプで増幅しなければなりません。


SpresenseDigitalEffector.png


このプリアンプはオペアンプを使って制作しました。抵抗やコンデンサーの定数の決定方法は、過去の記事を参照してください。


SpresensePreAmp.png


実装は次のようにしました。


プリアンプ.png


ここで、エレキギターの音をSPRESENSEに入力するまで出来たのですが、この後のソフトウェアの処理が問題でした。ここにあるように遅延がひどい!





それもそのはず、わかりやすく処理のパイプラインを書くと次のように組んでいました。これをどうしようかと考えていてペンディングとなりました。


DigitalEffector_Pipeline1.png


この度、検討を再開していてFrondEndライブラリがMixerと直結できることが分かりました。パイプラインの図で書くと次のようになります。これだとほぼ遅延はありません。理論的には15ミリ秒程度の遅延に収まるはずです。人には感知できないレベルです。


DigitalEffector_Pipeline2.png


FrontEndライブラリを使って実際にデジタルエフェクターを作ってみたのがこちらです。




かなりいい感じじゃないですか?これならエフェクターとして十分使えそうです。今後、これらのコードの解説をしていきたいと思います!次回をお楽しみにー♪(近日中にアップ予定)




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