コロナですが、前回の予測通り重傷者・死亡者が増加する結果となってしまいました。残念ですね。政府が火消しをしている横で火を付けるようなことをするので仕方ないかも知れませんが。非常事態宣言の解除をあと二週間我慢できれば、もう少し様子が変わったと思うのですが。

さて、最初に日本の最新の状況を確認しましょう。いつもの東洋経済さんのサイトからの引用です。


まず陽性者数ですがピークは超えているようです。ただ、お盆のGoToの影響がでてくるのはこれからなのであまり楽観はできないかと。




PCR検査人数もあまり増やす計画はないようですね。むやみに拡げても保健所や医療機関に負担をかけるので少し抑え気味にしているようです。




実効再生産数はかなり抑えられてきました。GoToがあるので拡がるかなと思ったのですが、皆さんかなり用心しているようですね。




入院患者はかなり減ってきているようです。ピークを超えたという判断の根拠はこの数字のようですね。




重傷者数もサチってきています。




死亡者数は残念ながら増加傾向です。これから下がる方向になるとは思いますが…。




年齢別の陽性者数は20代から80代まで正規分布のような拡がりになってきました。




さて、前回、冬に向かって感染ならびに死亡者数が増えてくるのではないか?という考察をしました。オーストラリアは今ちょうど冬です。しかも、医療水準が同じくらいですので良いベンチマークとなると思いデータを参照してみました。


まずオーストラリアの陽性者数ですが、日本と非常に似たような傾向となっています。数はだいたい東京都と同じくらいでしょうか。日本と同じく第二波はピークアウトしているようです。


https://www.worldometers.info/coronavirus/country/australia/


死亡者数も、同じくピークアウトしていますが、第一波に比べると死亡率は高くなっているようです。やはり冬の気候が影響しているのかも知れません。


https://www.worldometers.info/coronavirus/country/australia/


陽性者数の年齢別の分布ですが、20代をピークに日本と同じ様な分布となっています。


https://www.health.gov.au/news/health-alerts/novel-coronavirus-2019-ncov-health-alert/coronavirus-covid-19-current-situation-and-case-numbers


死亡者数の年齢別の分布です。やはり70代以上が顕著ですね。


https://www.health.gov.au/news/health-alerts/novel-coronavirus-2019-ncov-health-alert/coronavirus-covid-19-current-situation-and-case-numbers


オーストラリアの統計で気になるのは第二波の死亡率です。ざっと第一波の2倍以上でしょうか?第二波をやりすごしても、本当の正念場は今年の冬かも知れません。今後もオーストラリアの推移を見守っていきたいと思います。
( ー`дー´)





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