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【アフターコロナ】資本主義の次に来るものとは?「いいね!」主義の到来か? [トンデモ学説]

気分転換にネットサーフィン(古い?)をしていたら、次のような記事が目に付きました。


endofcapitalizm.jpg
人類は資本主義を本当にこのまま続けられるか
https://toyokeizai.net/articles/-/313357?page=5


興味深いの読んでみました。雑に要約してみると、”今のまま消費中心の資本主義が行き過ぎるといつか破綻(ハードランディング)するだろう。そうならないためにはベーシックインカムの導入やモノやサービスを共有財産化していってはどうだろう?”という内容です。

”いつか破綻するだろう”というのは同意ですが、それを回避するのに社会主義を導入というところはどうなんですかねぇ?冷戦の時代に失敗しているのを”おかわり”するのもどうかと。


で、ここからはとんでも持論です。
私は資本主義の次には「いいね!」主義が到来すると予言します!
( ー`дー´)キリッ

冗談のようですが、結構まじめです。では、「いいね!」主義を解説しましょう。


人間の歴史を振り返って見ると、「投資」というのは、人間が社会生活を始めた古くから行われていた行為で、そうそう無くなるものではありません。


物々交換時代:
自分の欲しいモノと交換(リターン)するために、他の人たちが欲しがる何かを自分で探し出したり作り出す(投資)

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金銀取引時代:
自分の欲しいモノと交換できる金銀(リターン)を得るために、他の人たちが欲しがる何かを探し出したり作り出す(投資)

gold.jpg


貨幣取引時代:
自分の欲しいモノと交換できる貨幣(リターン)を得るために、他の人達が欲しがる何かを探し出したり作り出す(投資)

doller.jpg


ここで、「金銀取引」から「貨幣取引」の移行で大きなジャンプがあります。紙切れというなんの価値のないものに価値を与えたというパラダイム・シフトが発生しました。金本位制がなくなったのは、ほんの数十年前の出来事なので、最近の話です。


で、アフターコロナはキャッシュレス化が進み「貨幣」さえもなくなる時代が来ます。


信用取引時代:
自分の欲しいものと交換できる信用貨幣(リターン)を得るために、他の人達が欲しがる何かを探し出したり作り出す(投資)

reji_kaiinsyou_smartphone.jpg


こうして見ると、いつの時代の人も(リターン)を得るために何かしら(投資)をするという行為を繰り返してきました。つまり、「所有」という概念は人の性なので社会主義は相容れることは出来ません。


では、その先はどうなるでしょう?このまま消費社会が続くのかというと、そうはならないというのが持論です。それを変えるのが「いいね!」です。


いいね!取引の未来:
自分の欲しいものと交換できる「いいね!」(リターン)を得るために、多くの人達に称賛される何かを探し出したり作り出したり行動する(投資)

iine.jpg


「信用取引」から「いいね!」時代に転換するには、大きなパラダイム・シフトが必要です。しかし、それはすでに現在進行形で進んでいます。

最近は、科学技術が進んだため「自分の欲しいモノ」というのが少なくなってきています。世の中が便利になり生活に満足してきたわけですね。

一方で、多くの人は、SNSで代表されるように「いいね!」を欲しがるようになってきました。SNSで「いいね!」や、ゲームのポイントを集めるのに夢中になる人が増えてきています。「いいね!が欲しい」が「モノが欲しい!」に取って代わるようになってきたわけです。

さらに踏み込んで、「いいね!」で間接的に集めたポイント(アフィリエイト)は、モノや情報と交換できるようにもなってきています。

それがどんどん進んでくると、人々はより多くの「いいね!」を集めるためにボランティアや環境保護など、皆に称賛される社会貢献を率先して行うことになると思います。

そして、数多くのサービスが提供する「いいね!」を表すデジタルデータが経済の実体を牽引していくと「貨幣」という概念そのものが希薄になってきて、「貨幣」そのものが「いいね!」を表す多くの指標の一つになっていくことになると思います。

さらにもう一歩踏み込んで考えていくと、「いいね!」取引の境界が人と人を隔てる新たなボーダとなっていくかも知れません。まさにデジタルワールドの到来ですね、

新たな「いいね!」時代でも摩擦や争いが絶えることはないでしょう、でも人の行動原理が「貨幣を得たい」から「いいね!を得たい」という風に変わっていったら、きっと世界はもっと楽しく過ごしやすくなるんじゃないかなと思います。

アフターコロナも人類に幸あれ!(^^)/~





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