また、おんせん県こと大分に出張をしてきました。忙しい日程でしたが、夜の宴席では鯛のしゃぶしゃぶをいただきました。大分は食事が美味しくて出張が楽しみです。



大分も今は黒田官兵衛まつりです。黒田官兵衛が晩年構えた城が大分にあるのですね。知りませんでした。




さて、今回も出張のお供に本を買っていきました。最近ハズレばかり引いているので、今回は安全パイの『ルーズヴェルトゲーム』を買うことにしました。





野球の話だとばかり思ったのですが、やはり池井戸潤です。会社経営のお話でした。

社会人野球チームをもつ「青島製作所」と「ミツワ電器」。同じ業界でしのぎを削るライバル同士です。急激な景気の悪化で経営が苦しくなっていく青島製作所を、規模に勝るミツワ電器は安売り攻勢で苦しめます。

青島製作所は銀行からの厳しいプレッシャーにさらされ、ついにリストラを決断します。野球で会社がひとつになると信じる総務部長の三上は、野球部を守りつつリストラを進める矛盾に苦しみます。

一方で、ミツワ電器は青島製作所に手練手管を駆使して経営統合を迫ります。ミツワ電器には、青島製作所を追い込み、経営統合しなければならない理由があったのです。

野球と事業で対決する両社。青島製作所は大逆転の決定打を打ち放つべく社員がひとつになって立ち向かいます。でも、それは少しほろ苦い終わりが待っているのでした。

続きが気になる人は本を読んでくださいね。

池井戸潤の描く物語の醍醐味は、悪役が本当に憎たらしく描かれるところにあります。善と悪のメリハリがはっきりしていて読み疲れることがありません。今、一番乗っている最高のエンターテイナーだと思います。

次の出張はどんな本を買っていこうかな。。。
(^^)





ルーズヴェルト・ゲーム (講談社文庫)

  • 作者: 池井戸 潤
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2014/03/14
  • メディア: 文庫



下町ロケット (小学館文庫)

  • 作者: 池井戸 潤
  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 2013/12/21
  • メディア: 文庫



オレたち花のバブル組 (文春文庫)

  • 作者: 池井戸 潤
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2010/12/03
  • メディア: 文庫