息子は、Windows を使っていますが、私は Debian Linux も使っていたりします。
Debian Linux へ Arduino IDE をインストールしましたので、せっかくなので簡単に紹介します。

Linux のインストールの方法は、ここのサイトに記述されていますので参考にしてください。




一番手っ取り早い方法は、下記のコマンドを打つことです。これで必要なコンポーネントはすべてインストールされます。しかし、Arduino のバージョンは、1.0 です。




$ sudo apt-get install arduino




もし、最新の Arduino 1.0.5 を使いたい場合は、Arduino IDE のダウンロードサイトから、Linux のイメージをダウンロードします。 32bit か、64bit かはお使いのPCに合わせて選択してください。(私は古いPCに Linux Bean を入れているので、32bit を選択しました)



ダウンロードが終わると、ローカルフォルダーに、arduino-1.0.5-linux32.tgz (32bit の場合)が生成されますので、解凍します。




$ tar zxvf arduino-1.0.5-linux32.tgz




解凍が終わると、arduino-1.0.5 というフォルダが生成されます。
ところで、Arduino IDE は、Java環境で動作します。ですので、あらかじめ、Java Runtime Environment をインストールしておく必要があります。 arduino-1.0.5 の場合は、JDK7 が必要です。下記のようにインストールしておきます。




$ sudo apt-get install openjdk-7-jre




インストールが終わったら、arduino を起動してみます。




$ cd arduino-1.0.5

$ ./arduino




すると、下記のような画面が起動し、Windows版と同じように編集ができます。



さて、ここで、Arduino を接続し、ボードへ書き込みを行ってみましょう。実はここではうまくいきません。下記のようなエラーが出ると思います。シリアルドライバも認識していません。なぜでしょうか?



それは、一般ユーザーでログインしているため、ドライバ "/dev/ttyACM0" へのアクセス権がないためです。Arduino IDE を一旦終了し、次は下記のようにして、起動してみてください。




$ sudo ./arduino




シリアルポートを調べてみます。グレーアウトせず、ドライバが表示され、チェックされています。これで、ボードへ書き込みができます。





★ Linux Tips

インストールした直後の Arduino IDE は、フォントがきれいではありません。
これでは使う気になれませんね。



これを、きれいにするには、Arduino の設定ファイル”preference.txt” を変更することで対応できます。 Arduino は、ほとんど sudo で使うことになると思うので、"~root/.arduino/preference.txt" を変更します。




$ sudo vi ~root/.arduino/preference.txt




このファイルの中の二つの項目を変更してください。




editor.antialias=false true へ変更


editor.font=Monospaced,plain,14 → 好みのフォントへ変更,plain,14




私の場合は、フォントを ”TakaoExGothic” に変更しました。下記が変更後の画面です。



システムで使用できるフォントは、下記コマンドで調べることができます。




$ fc-list





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Arduino IDE の使い方 (Windows編)
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Arduino IDE の Windows 版のインストール
http://makers-with-myson.blog.so-net.ne.jp/2013-10-26






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