我が家の中華製の自作3Dプリンター。最近は30分以上動かしていると確実にジャムるようになってしまいました。困りました。




その上、プリント品質も落ちてきている気が・・・。平面が出ずに少し溶けたようになっています。




息子とジャムを直しているときに、”プリント温度をもう少し下げたほうがいいんじゃね?”という息子の一言で、エクストローダーがおかしいことに気が付きました。

これ、ヒートシンク逆じゃねえの?




これが正しい姿だろー!!




どうやら、エクストローダー内に熱がこもってプリント品質が落ちてしまっていたようです。

で、もう一つ気付いてしまいました。ワッシャーで無理やり止めていたネジですが、熱で少し緩んでいました。どうやら、これがジャムりの原因のようです。




熱でワッシャーとネジが膨張し緩むことで、エクストローダーのギアとノズルに微妙なズレが発生し、さらにフィラメントがエクストローダー内部で熱で必要以上に柔らかくなりジャムりやすくなっていたようです。

ということで、こちらも対策をしました。かなりきつく締めたので、これなら問題がでないでしょう。




さらに、もう一つ問題を見つけました。手前のノズルヘッド排熱用のファンが逆さま・・・。ということで直しました。こちらが正しい姿。もうエクストローダー周辺の組み立てはボロボロですね。何やってんのかねぇ、うちら。。。



ただ、これはファームウェアの問題なのか仕様なのか分かりませんが、プリント中はファンが回らないので、直接的な原因ではなさそうです。プリヒート時は元気に回るので、接続の問題ではなさそうです。


対策の効果を見るために、NASAのサイトからハッブルの模型データをダウンロードして印刷をしてみました!印刷時間は3時間近くかかりましたが、無事に印刷できました!




性能も出ているようです。よかったー。早速、息子が組み立ててみました。




想像以上に立派なハッブルが出来上がりました。かっこいい。


今回の事件で、3Dプリンターのエクストローダーは排熱が非常に大事だということが身に染みて分かりました。こうやって、壁にぶつかりながら理解を深めていくというのも自作3Dプリンターの醍醐味ですね。
σ( ̄∀ ̄ ;)


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