Sony ACID Music Studio』で短い曲を作ってみましょう。今回は、テクノサウンドをベースとした曲を作ってみたいと思います。

最初はベースから始まる曲にしたいですね。出だしが全体の曲の雰囲気を作りますので慎重に選びます。今回は付属ループサウンド『Loop\Synth Base』ディレクトリにある『Synth Base 60.wav』 を選択しました。



少しとぼけた感じのベースが気に入りました。


Acid Music Composing ONE powered by ピアプロ


ベースをどんどん張り付けていきましょう。『Synth Base 66.wav』、『Synth Base 63.wav』、『Synth Base 61.wav』を張り付けました。つなげていくのはドラッグ&ドロップで簡単にできます。



どんな音になったでしょうか?


Acid Music Composing TWO powered by ピアプロ

これ、自然に音がつながっていると思いませんか?それがこのソフトの凄い発明なんです。『ACID Music Studio』はループサウンドという新しい分野を生み出し作曲の効率を著しく向上させたのです。

ちなみに録音した音をループサウンド化することを「Acidized」と呼ぶのですが、その呼び名は、このソフトウエアの名前に由来しているのです。


ベースだけではまだ曲らしくないですね。ドラムもつけてみましょう。自分のセンスに従って、ドラムのループサウンドを並べていきます。『Loop\Dance Beats\Dance Drumloops』ディレクトリの『Dance Drumloop 033.wav』、『Dance Drumloop 054.wav』、『Dance Drumloop064.wav』を並べてみました。



かなり曲らしくなりました。やはりドラムが入ると音の幅が違います。


Acid Music Composing THREE powered by ピアプロ


最後にワンアクションつけたいので、『Loop\One Shot Drum Samples\Cymbals』ディレクトリにある『Cymbal One Shot 05.wav』と『Cymbal One Shot 10.wav』を並べました。



う~ん、ちょっと微妙かなぁ。。。


Acid Music Composing FOUR powered by ピアプロ

ここまで実に30分足らず。『Sony ACID Music Studio』恐るべしです。


ちなみにこれらのループサウンドを使って作った曲は、自分の曲として公開できますし再販も可能です。(ソニーの利用規約で定められています)。ただし、当然ですがループサウンドそのものは再販することはできません。

これからの時代はループサウンドをどれだけ持っているかで作曲の幅が決まりそうですね。次回はボーカロイドを加えた作曲について披露してみたいと思います。(^_^)/~





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