「AIきりたん」こいつは凄いぞ! [DTM(音楽)]
久しぶりの音楽ネタです。Twitterを漁っていると、最近やたら「AIきりたん」というキーワードに出くわすので、まとめサイトをちょっと覗いてみました。
https://note.com/amasaka/n/n3b816501ead3
つよすぎるAIシンガーAIきりたんの基本的な使い方。【無料】
この【無料】という魅惑的な言葉。早速ダウンロードして試してみました。
【STEP1】AIきりたんをダウンロードし解凍する
次のサイトから「AIきりたん」を入手できます。ダウンロードにサインイン等は必要ありません。圧縮ファイルでも900MB近いサイズ。ダウンロードに少し時間がかかります。
https://n3utrino.work/
インストーラーなどはないので、そのまま解凍するだけです。「NEUTRINO」というフォルダに”きりたん”が格納されています。
【STEP2】MusicScore をインストールする
「AIきりたん」は音声合成のみなので、作曲用ソフトが必要です。「MusicScore 3」というソフトを使ってみました。こちらも無料ダウンロード!サインインが必要です。
https://musescore.org/ja
【STEP3】MusicScoreで楽譜を作る
何から何まで無料でできてしまう世の中、こんなんで良いのですかねー。と思いながら、「かえるの歌」のスコアを入力。一つ一つの音符に歌詞を入れるのがちょっと面倒(音符クリック+Ctrl+Lで入力できます)ですが、「きりたん」に歌わせるには必須です。
【STEP4】作った楽譜を muscixml 形式で出力する
楽譜ができたら、「ファイル」→「エクスポート」で、非圧縮musicxml ファイルとして出力します。今回は、"kaeru.musicxml"として出力しました。
このファイルを、AIきりたんが格納されている「NEUTRINO」フォルダの”score”フォルダに置きます。
【STEP5】「AIきりたん」の設定ファイルを編集する
次に”Run.bat”を開いて、6行目の「set BASENAME=sample1」を「set BASENAME=kaeru」に変更します。ちなみに、”set MODELDIR=KIRITAN” を YOKO にかえると熟年おばさんの声で合成できます。
^^;
【STEP6】「AIきりたん」で音声合成する
それができたら、”Run.bat”をクリックして起動します。するとコマンドプロンプトが開いて何やら動き始めます。
コマンドプロンプトが閉じたら、「NEUTRINO」フォルダの”output”フォルダに”kaeru_syn.wav”というファイルが出来上がります。これが音声合成の出力結果です。
簡単ですねー。
【STEP7】「AIきりたん」の歌声を聞く
「AIきりたん」の歌声を聞いてみましょう。張りがあって元気な歌声です。
しかし、これが音声合成で作ったものだなんて、知らされないと分からないですよね。いよいよ歌手も本格的にバーチャルな時代に突入でしょうか。
ちなにみ「AIようこ」の歌声も作ってみましたので聴き比べてみてください。
私は”きりたん”の歌声のほうが好みだなぁ。(^^;
https://note.com/amasaka/n/n3b816501ead3
つよすぎるAIシンガーAIきりたんの基本的な使い方。【無料】
この【無料】という魅惑的な言葉。早速ダウンロードして試してみました。
【STEP1】AIきりたんをダウンロードし解凍する
次のサイトから「AIきりたん」を入手できます。ダウンロードにサインイン等は必要ありません。圧縮ファイルでも900MB近いサイズ。ダウンロードに少し時間がかかります。
https://n3utrino.work/
インストーラーなどはないので、そのまま解凍するだけです。「NEUTRINO」というフォルダに”きりたん”が格納されています。
【STEP2】MusicScore をインストールする
「AIきりたん」は音声合成のみなので、作曲用ソフトが必要です。「MusicScore 3」というソフトを使ってみました。こちらも無料ダウンロード!サインインが必要です。
https://musescore.org/ja
【STEP3】MusicScoreで楽譜を作る
何から何まで無料でできてしまう世の中、こんなんで良いのですかねー。と思いながら、「かえるの歌」のスコアを入力。一つ一つの音符に歌詞を入れるのがちょっと面倒(音符クリック+Ctrl+Lで入力できます)ですが、「きりたん」に歌わせるには必須です。
【STEP4】作った楽譜を muscixml 形式で出力する
楽譜ができたら、「ファイル」→「エクスポート」で、非圧縮musicxml ファイルとして出力します。今回は、"kaeru.musicxml"として出力しました。
このファイルを、AIきりたんが格納されている「NEUTRINO」フォルダの”score”フォルダに置きます。
【STEP5】「AIきりたん」の設定ファイルを編集する
次に”Run.bat”を開いて、6行目の「set BASENAME=sample1」を「set BASENAME=kaeru」に変更します。ちなみに、”set MODELDIR=KIRITAN” を YOKO にかえると熟年おばさんの声で合成できます。
^^;
@echo off setlocal enabledelayedexpansion cd /d %~dp0 : Project settings set BASENAME=kaeru set NumThreads=0 : musicXML_to_label set SUFFIX=musicxml : NEUTRINO set ModelDir=KIRITAN : WORLD set PitchShift=1.0 set FormantShift=1.0
【STEP6】「AIきりたん」で音声合成する
それができたら、”Run.bat”をクリックして起動します。するとコマンドプロンプトが開いて何やら動き始めます。
コマンドプロンプトが閉じたら、「NEUTRINO」フォルダの”output”フォルダに”kaeru_syn.wav”というファイルが出来上がります。これが音声合成の出力結果です。
簡単ですねー。
【STEP7】「AIきりたん」の歌声を聞く
「AIきりたん」の歌声を聞いてみましょう。張りがあって元気な歌声です。
しかし、これが音声合成で作ったものだなんて、知らされないと分からないですよね。いよいよ歌手も本格的にバーチャルな時代に突入でしょうか。
ちなにみ「AIようこ」の歌声も作ってみましたので聴き比べてみてください。
私は”きりたん”の歌声のほうが好みだなぁ。(^^;
YAMAHA ヤマハ ボーカロイドエディター VOCALOID4 Editor
- 出版社/メーカー: ヤマハ(YAMAHA)
- 発売日: 2014/12/26
- メディア: エレクトロニクス
「「無料」で歌声ができてしまう」というのがすごいですね!
「音声合成」という言葉を聞くと約2年前に亡くなられたホーキング博士のことを条件反射的に思い出してしまいます。
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スティーブン・ホーキング博士が失った「声」を再び得るようになるまでの物語 - GIGAZINE
https://gigazine.net/news/20141203-stephen-hawking-voice/
ホーキング博士が、彼の「声」を取り戻すまで ──ムーアとの出会いと、インテルによる開発の舞台裏|WIRED.jp
https://wired.jp/2018/04/12/giving-hawking-a-voice/
by robotic-person (2020-02-28 03:32)
こういう手順で作るのですか。
勉強になります^^
by ぽちの輔 (2020-02-28 05:21)
音痴なので自分の声で歌わせることができれば嬉しいかもですね。
by まいく (2020-02-28 23:18)
robotic-personさん、ぽちの輔さん、まいくさん、
コメントありがとうございます。
「AIきりたん」すごいポテンシャルですね。いろいろ調べてナレーションできるくらいに使いこなしてみたいと思います!
by ys_taro (2020-02-29 01:35)