いつも愛読しているナゾロジーさんから。なんと「そよ風」で発電ができるデバイスが発明されたようです。発電原理は髪と下敷きで静電気を発生させたものと同じ。目のつけどころがシャープですね。





実際の構造は次のようになっています。銀をプラスチックで挟んだ冊を風でたなびかせるだけです。





発電したときの電圧・電流のグラフも論文にありました。





だいたい平均値は、80V / 15uA くらいなので、1.2mW といったところですね。Spresense や NXP LPC11U24 などは省電力モードでは数mA程度で動くので、複数短冊をつければ十分動力源として使えそうです。

短冊そのものは軽いものでしょうから、凧や気球にこの短冊をつければ、よい電力源になりそうです。





この技術を開発したのはどこかなと調べてみたら中国の重慶大学でした。中国の大学はどんどんレベルアップしてますね。特に工学分野は目覚ましいものがあります。日本の大学もがんばれ~!
( ー`дー´)/~





エネルギーハーベスティング-身の周りの微小エネルギーから電気を創る“環境発電"-

  • 出版社/メーカー: 日刊工業新聞社
  • 発売日: 2014/10/24
  • メディア: 単行本