LSTMに到達するまであと一息です。今回は "Output Gate" を追加します。





"Output Gate" は、Sigmoidでゲーティングされた”結合入力"の迂回路と"積算出力"との積になっています。これによって過去の"積算出力"と"結合入力"の相関の強い結果が出力されます。





その結果は次のラインに渡され、入力データと直前の結果をあわせることにより、それ以降の層、積算層、”Output Gate" は、より精度の高い結果が得られるようになることが期待されます。





ということで学習をさせました。





評価結果はというと、、、





だいたい96% であまり変わらない…どころか、若干悪化しています。う~ん、これでは良いのかどうなのかよく分からないですね。

ということで例によって最終段を Convolution 層に変えて各時間軸での出力を画像化してみたいと思います。





学習結果は収束しました。





結果はこのようになりました。





改善具合は明らかですね。各時間軸で入力をうまく選別し、より相関の強い出力だけを出力できるようになっているようです。

次は、いよいよLSTM完結編です!😉
( ̄ー ̄)





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