今日は家族で「君の名は」を見てきましたー。息子が見たがっていたのですが、男ばかりで見に行くような映画でないので躊躇していた様子。(早く彼女作れよ・・)カミさんも見たがっていたのと、私も会社の同僚からイチオシされていたので、家族で出かけることにしました。






評判どおり素晴らしい映画です。映像はもう芸術作品と言ってもよいと思います。あざやかな配色、動き、アニメでここまで表現できるのかと感動すら覚えます。

それに加えて練りに練られたストーリー、魅力的なキャラクタ。伏線がいくつも張られており、単なるラブストーリーに終わっていません。これはアニメ映画の中でも名作と呼ぶにふさわしい作品だと思います。





しかし、天文オタクの私にとって気になる点が・・・。物語のキーとなる彗星です。すでにネットでは彗星の軌道がおかしい!と騒がれていますが、一番最初に出てきた映像では正しい軌道で描かれていたのですよね。





で、ガセかなと思ったのですが、そのあとから出てくる軌道の画像が下記。謎の力によって彗星の軌道が捻じ曲げられています。あれ?突然ダークマターが発生したのかな?





まぁ、これは明らかな勘違いとしても、それ以上に私が一番気になるのが、ポスターにも描かれている彗星の姿。彗星が地球の潮汐力で分裂をしてしまうのですが、この図は明らかにおかしい。





こうなるのが正しい姿のはずです。





太陽風は局所的には一定方向なので、分裂しても尾の向きは変わらないはず。木星の潮汐力でバラバラになったシューメーカーレビー彗星の姿を見てみましょう。





みんな尾はきれいに揃ってますよねぇ。

それでも、流れ星となって地球に落ちてきているので向きが違ってもOKという人もいると思います。だがしかーし、この下のシーン。他の流れ星と輝跡が明らかに違う。。。





参考までに、はやぶさが大気圏突入したときの写真です。尾は皆同じ向き向いてますよねー。





ね、おかしいでしょ?

ということを映画を見終わったあとで話をしていたら、カミさんと娘に無粋なこと言うなー!と叱られました。息子よ、話が分かるのはお前だけだ・・・。
(TдT)トホホ・・






小説 君の名は。 (角川文庫)

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君の名は。 Another Side:Earthbound (角川スニーカー文庫)

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君の名は。(通常盤)

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