今回はボーカロイド(Piapro Studio)とACID Music Studio を連携させて短い曲を作ってみたいと思います。最初に、ボーカロイドのパートを作るためにMIDIトラックを追加します。




MIDIトラックを選択した状態で、「メニュー」→「挿入」→「ソフトシンセ」を選択すると、MIDIシーケンサを選択する画面が現れるので、その中から「Piapro Studio VSTi」を選択します。すると『Piapro Studio』が起動します。



Piapro Studio にミクさんに歌わせるメロディーを入力します。歌声は「Original」を選択しました。



こんなメロディーを入力しました。


ACID Music with MikuV3 Vocal Only powered by ピアプロ


Piapro Studio と ACID Music Studio の連携で悩まさせられたのは再生時の音抜けです。どうも再生バッファが足りないため処理が追いつかず、時々音が抜けるようです。試行錯誤の結果、以下の対処方法で一応の改善が見られました。(問題が完全に解決した訳ではありません)

「ツール」→「オプション」→「ユーザー設定」を選択し「ユーザー設定」画面を開きます。「オーディオデバイス」タグを選択し、その中の「再生用バッファ」、「トラック バッファ」の値を調整します。(私はとりあえず最大値にしておきました)



それでも改善しない場合は、「詳細」ボタンを押して「オーディオの詳細設定」画面を開き、その中の「オーディオバッファ」の値を調整してみてください。


さて、ドラムパートを入力しましょう。ACID Music Studio に付属しているループ素材の中から「Acoustic Drums 04.wav」を選択し新しいトラックに追加しました。



ドラムの威力はスゴイですね。少し曲らしくなってきました。


ACID Music with MikuV3 and Drum powered by ピアプロ


次にベースを追加します。

同じくループ素材の中から「Electric Bass 75.wav」と「Electric Bass 84.wav」を選択しました。ただループ素材のベースコードは(A)となっていますので、そのまま張り付けてもメロディに合いません。

でも大丈夫。『Sony ACID Music Studio』を使えば、WAVファイルの音程を簡単に変更できます。本当にすごいソフトです。

張り付けたベースの音を右クリックするとメニューが現れます。その中の「ピッチシフト」を選択すると、音程を簡単に変更することができます。「;」キーで半音上がり、「-」キーで半音下がります。



今回は、ベース音(A)を、(G)→(E)→(A)→(D)→(G)という具合に変更してみました。




こんな曲になりました。


ACID Music with MikuV3 and Drum and Base powered by ピアプロ


ヘッドフォンの方は少しベースが五月蠅いかも知れません。でも、PCのスピーカではこれでやっとベースが聞こえるレベルです。ミキシングは難しいですね。

音に広がりがないので、もう少し色をつけたいと思います。ミクさんの歌声にリバーブをかけましょう。「ミキシングコンソール」の中の「シンセ」トラックの”緑”のアイコンを押すと、「プラグインチューザー」画面が現れます。FXを選択します。



ACID FXのコントロールパネルが現れますので、好みの処理を加えます。



ベースにもリバーブをかけたいと思います。「オーディオ」トラックの”緑”アイコンを押して、ACID FXのしょぼいコントロールパネルを開きます。リバーブをドライ側にかけてみました。



仕上がりはこんな感じになりました。


ACID Music with MikuV3 Short Song powered by ピアプロ


歌詞はないですが、なんとか体裁は整いました。これでひとまず完成としたいと思います。どなたか歌詞をつけてくださる方がいたら連絡くださいー。
(^_^)/~





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