本日も一日出張へ行ってまいりました。ほんと最近出張が多いです。ということで毎度おなじみではありますが、出張のお供に駅で本を買っていきました。今回は移動時間がそれほど長くないので短い時間で読めるものを探していたところ『星町の物語』という短編集が目にとまりました。薄い本でうってつけです。




星新一を敬愛する作者ということなので、星新一のような作風なのかなと思ったのですが、全体的に暗い雰囲気のショートショートが多く、私の好みではありませんでした。

物語というよりは、全般的に情緒的な表現が多く詩のような作風です。星新一は社会的な揶揄を含んだコメディタッチの作品が多かったですが、こちらは心象風景を表現した作品が多かったです。

正直、私のようなエンターテイメント作品が大好きな人にはお薦めしません。でも詩が好きな人には心地よい作品かもしれません。芸術作品が好きな人はぜひチャレンジしてみてください!
(^_^)/~





星町の物語 奇妙で不思議な40の風景 (PHP文芸文庫)

  • 作者: 太田 忠司
  • 出版社/メーカー: PHP研究所
  • 発売日: 2013/09/17
  • メディア: 文庫



星空博物館 謎と驚きに満ちた33の物語 (PHP文芸文庫)

  • 作者: 太田 忠司
  • 出版社/メーカー: PHP研究所
  • 発売日: 2014/03/10
  • メディア: 文庫



奇談蒐集家 (創元推理文庫)

  • 作者: 太田 忠司
  • 出版社/メーカー: 東京創元社
  • 発売日: 2011/11/19
  • メディア: 文庫