WSLの環境に、”Linuxbrew” の環境が整ったので、次はいよいよ”CircuitPython"のビルドツリーを用意したいと思います。
例によってコマンドの羅列だけで、コマンドが出力するメッセージは省略します。最初にビルドに必要なツールやライブラリをインストールします。
これが終わったら ARM用のGCCクロスコンパイラをダウンロードしてくる必要があります。昔は apt-get で入手できたのですが、そのサービスは終了したようです。次のURLから直接ダウンロードしてきてください。
GCC ARM 9-2019-q4-major version.
https://developer.arm.com/-/media/Files/downloads/gnu-rm/9-2019q4/RC2.1/gcc-arm-none-eabi-9-2019-q4-major-x86_64-linux.tar.bz2
ここでは仮に "C:\Users\Default\Downloads" にダウンロードしたとします。ダウンロードしたファイルを WSL の Ubuntu からコピーして展開します。ここでは bin ディレクトリを作ってそこにコピーしています。
WSLからWindowsの各ドライブには、 "/mnt/c", "/mnt/d" という具合にアクセスできます。
これで、~/bin ディレクトリにクロスコンパイラが展開できましたので、利用できるようにパスを設定してあげます。
最後に"which"コマンドでパスが通じているか確認をします。これでビルドする環境はすべて整いました。いよいよ "CircuitPython" のビルドツリーを持ってきます。
お疲れ様でした。これで環境面の設定はすべて完了です!😁
次はいよいよ SPRESENSE用の CircuitPython をビルドして動かしてみたいと思います!
(^^)/~
例によってコマンドの羅列だけで、コマンドが出力するメッセージは省略します。最初にビルドに必要なツールやライブラリをインストールします。
$ sudo apt update
$ sudo apt install git
$ sudo apt install gettext
$ sudo apt install python3-pip
$ pip3 install huffman
これが終わったら ARM用のGCCクロスコンパイラをダウンロードしてくる必要があります。昔は apt-get で入手できたのですが、そのサービスは終了したようです。次のURLから直接ダウンロードしてきてください。
GCC ARM 9-2019-q4-major version.
https://developer.arm.com/-/media/Files/downloads/gnu-rm/9-2019q4/RC2.1/gcc-arm-none-eabi-9-2019-q4-major-x86_64-linux.tar.bz2
ここでは仮に "C:\Users\Default\Downloads" にダウンロードしたとします。ダウンロードしたファイルを WSL の Ubuntu からコピーして展開します。ここでは bin ディレクトリを作ってそこにコピーしています。
$ mkdir bin
$ cp /mnt/c/Users/Default/Downloads/gcc-arm-none-eabi-9-2019-q4-major-x86_64-linux.tar.bz2 ./bin
$ cd bin
$ tar xvf gcc-arm-none-eabi-9-2019-q4-major-x86_64-linux.tar.bz2
$ cd ..
WSLからWindowsの各ドライブには、 "/mnt/c", "/mnt/d" という具合にアクセスできます。
これで、~/bin ディレクトリにクロスコンパイラが展開できましたので、利用できるようにパスを設定してあげます。
$ echo 'export PATH=~/bin/gcc-arm-none-eabi-9-2019-q4-major/bin:$PATH' >> ~/.profile
$ source ~/.profile
$ which arm-none-eabi-gcc
/home/ystaro/bin/gcc-arm-none-eabi-9-2019-q4-major/bin/arm-none-eabi-gcc
$
最後に"which"コマンドでパスが通じているか確認をします。これでビルドする環境はすべて整いました。いよいよ "CircuitPython" のビルドツリーを持ってきます。
$ git clone https://github.com/adafruit/circuitpython.git
$ cd circuitpython/
$ git submodule sync
$ git submodule update --init --recursive
お疲れ様でした。これで環境面の設定はすべて完了です!😁
次はいよいよ SPRESENSE用の CircuitPython をビルドして動かしてみたいと思います!
(^^)/~
WSL構築と利用―Windows10で利用するLinux環境
- 作者: 川口 直也
- 出版社/メーカー: カットシステム
- 発売日: 2020/01/01
- メディア: 単行本
SONY SPRESENSE メインボード CXD5602PWBMAIN1
- 出版社/メーカー: スプレッセンス(Spresense)
- メディア: Tools & Hardware