中国の宇宙ステーション「天空1号」が制御不能に陥り、地表に落ちてくると話題になっています。どれくらいの大きさで、いつごろ落ちてくるのか調べてみました。





最も分析された記事はこちら。


制御不能状態の中国の宇宙ステーション「天宮1号」は2018年1月前後に「地球のどこか」に落ちると予測
http://gigazine.net/news/20170919-china-tiangong-1-crash-back-early-2018/


落下時期は2017年12月から2018年2月頃。宇宙ステーションの大きさは約10m、重さは8.5t 。巨大な構造物です。墜落が予想される範囲は北緯43度から南緯43度の間。日本はすっぽり入っています。





これを見ると本当に制御不能なんだなと分かります。


早い時期に落ちる場合は、大気圏への入射角度が深くスピードも速いため燃え尽きる公算は大きいですが、2月頃に落ちる場合は、入射角が浅くスピードが落ちてから大気圏に突入するので、燃え尽きずに大きな部品はそのまま落ちて来るかも。。。((((;゚Д゚))))

また、気になるのは推進剤のヒドラジン。強烈な毒性のある薬物です。ちょっと怖いですが推進剤ということは酸化しやすいということ。空気(酸素)に触れたらどうなるか、化学式を調べてみました。

NH2NH2(ヒドラジン) + O2(酸素) → N2(窒素) + 2H2O(水)

燃え尽きてくれれば問題はなさそうです。よかった。

日本の空は、ミサイル、小惑星、宇宙ステーションと油断できませんね。はぁ~。
(´・ω・`)





手作りロケット入門―火薬エンジンのロケットを作ろう!飛ばそう!

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 誠文堂新光社
  • 発売日: 2003/03
  • メディア: 単行本



How to Make a Spaceship: A Band of Renegades, an Epic Race, and the Birth of Private Spaceflight

  • 作者: Julian Guthrie
  • 出版社/メーカー: Penguin Press
  • 発売日: 2016/09/20
  • メディア: ハードカバー



Make: Rockets: Down-to-Earth Rocket Science

  • 出版社/メーカー: Maker Media, Inc
  • 発売日: 2014/08/21
  • メディア: Kindle版