宇宙の場所で異なる物理定数をもつ宇宙は一体どうなるのか? [トンデモ学説]
宇宙は場所によって物理定数が異なることが判明! 宇宙人はいないの?
https://nazology.net/archives/58281
宇宙の異なる場所では物理定数が異なるかも知れないというのは、結構前から議論されていたことでした。
物理定数は変化する?(日経サイエンス 2005年9月号)
http://www.nikkei-science.com/page/magazine/0509/invariable.html
今回は観測の結果、その可能性が高まったということのようです。
もし、これが本当ならどうなるでしょう?一番影響が出るのは光の速度です。高速の式を見直してみましょう。
\[
c = \frac {1} {\sqrt{\epsilon0\mu0}}
\]
ここで、ε0: 真空の誘電率、μ0: 真空の透磁率です。今回の観測で電磁気力の定数が異なることになりますので、これらの定数の値が異なることなります。
つまり、場所によって光の速度に違いがあるということです。その結果、何がおきるかというと、光の速度を前提とした相対性理論で導かれる結果が場所によって異なるため、電磁気力だけでなく、重力の作用も異なることになり、さらに時間の流れさえも異なることになります。
また、現在、遠い銀河までの距離をもとめるために前提としている赤方偏移もあてになりません。光の性質がそもそも異なるのですから。それだけでなく量子力学的なふるまいも全く異なるものになるでしょう。
その結果、宇宙の終末も、異なる場所では異なる終末を迎えるということになります。結局、我々が見ている遠くの銀河そのものが実は異なる宇宙に存在するものを見ているのと同義になります。
しかし、我々が見ている銀河は遠くのものも、馴染み深い形をしています。これは一体どういうことでしょう?
ここからはトンデモ理論になりますが、、、
今回の測定結果は定数の偏りに方向性があるように見えています。これは空間の広がりと関係しているように見えます。
ここで、もし宇宙がドーナツ状に外側に広がっていると考えると、ある地点から観測したドーナツの外側は空間が粗になり内側は密になるように見えます。
その結果、観測地点から外側の宇宙は、光速が見かけ上早くなり誘電率・透磁率が低くなるように見え、またその内側では光速が見かけ上遅くなり、結果的に誘電率・透磁率が高く計算される。
しかし、銀河レベルのミクロ?の状態では誘電率・span>透磁率は変わらないため、我々は遠くの銀河でもなじみの風景を見ることができるというわけです。さらにこのドーナッツは広がっているので、ビッグバン理論とも矛盾しません。
まぁ、単なる直観のでたらめな考えですが、こんな風に整えないと辻褄があわなさすぎるので勝手にこうなんだと納得するとします。😉
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新型コロナと共存する未来 [トンデモ学説]
新型コロナの「遺伝指紋」を作成した結果、日本にヨーロッパ型が侵入したことが判明
https://nazology.net/archives/57448
表題については、まぁ”知ってた速報”なのですが、恐ろしいのはこの記事の後半です。なんと、この新型コロナの変異速度が指数関数的に早くなっているというのです。
これが意味するのは、ワクチンが出来たとしても、その頃にはまったく異なるウイルスになっていて、役に立たないかも知れないということです。
これだけ変異速度が早いのは潜伏・生存期間が長いのと関係していると思います。潜伏・生存期間が長ければ異なるコロナに罹患しやすくなり、それらが体内で混じり合い新しい型のコロナに変異するからです。
しかし、これに対してナゾロジーさんは、すばらしい洞察をされています。
「感染しても無症状になる型」がウイルスどうしの内戦に勝利した場合、それは人類にとっても勝利と言えるからです。ですが特定の型に援助を行い「ウイルスをもってしてウイルスを倒す」戦略は、つまるところウイルスとの共存です。
私もこの考え方に全く同意です。
問題はどうやって「感染しても無症状になる型」を支援するかという点です。私は、この戦略の鍵になるのは、日本やアメリカで新型コロナに効果があると投与されている「アビガン」、「オルベスコ」や「レムデシビル」といった薬たちだと思っています。
これらの薬は、当然ですが、症状を発生させる新型コロナを対象に投与されます。一方、無症状コロナは、投薬されることなく、場合によっては隔離もされずに人々の間を自由に行き来をして生き残っていきます。
生き残った無症状コロナが変異を続け、有毒コロナよりも強い感染力を身につければ、この生存競争の中で圧倒的に有利になり、一旦、今回の流行は収まるかも知れません。
しかし、その代償として、人の中でコロナは常に変化を続け、ある時突然凶暴化し、数年に一度、殺人的な風邪が人類を襲うことになるでしょう。
これは長い長い戦いになりそうです。これからは、どこへ行くにも、誰かに会うときも、事前のコロナ検査が必要になるかも知れません。オフィスで仕事、飲み屋で打ち上げというのは過去のものになりそうですね。
(´・ω・`)
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恐竜絶滅の原因は酸性雨だった!そして我々の未来は? [トンデモ学説]
恐竜は「酸性雨」で絶滅した!? 環境激変の証拠が見つかる
https://nazology.net/archives/53373
平たく言うなら硫酸の混じった雨が降ってきたということです。たまったもんじゃない!と、思いますよね。
でも、これは私達が今直面している問題だったりします。
人間の生産活動で大気中に放出される二酸化硫黄(SO2)や窒素酸化物(NOx)は、大気中の水分(H2O)と反応し、硫酸(H2SO4)や硝酸(HNO3)に変わって雨とともに降ってきます。
酸性雨とは
https://www.pref.fukushima.lg.jp/sec/16035c/sansei-u.html
つまり我々も硫酸が混じった雨を体験しているのです。今、私達は大量絶滅時代の真っ只中にいると唱える人もいますが、今回のレポートで、その原因は酸性雨だったことが明らかになったと言えるのではないでしょうか。
酸性雨は森林を枯れさせ、海のプランクトンを減少させ、それにより生態系は縮小していきます。人間が排出する二酸化硫黄や窒素酸化物はそれだけ凶悪な環境破壊物質といえるわけです。
でも、現代科学では”排出物削減”は”経済活動縮小”とのトレードオフです。これを克服するには、絶滅より先に科学技術・文明をより発展させるしか道はないのです!
( ー`дー´)b キリッ
しかし、、、(以下、陰謀論)
国際機関やメディアは、環境破壊といえば二酸化炭素と言わんばかりですが、直接的な原因となる二酸化硫黄や窒素酸化物の排出については、あまり議論になりません。不思議ですね。
恐竜時代は、今よりもずっと二酸化炭素濃度が高くて温暖だったと言われています。つまり地球温暖化は生態系破壊にはつながらないと思うのですが…。
まぁ、二酸化炭素は取引対象ですから、取引を活発にしたい気持ちは分かりますけど。
( ̄ー ̄)
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百個の星がこつ然と消えたのは地球外文明の仕業か?自然現象か? [トンデモ学説]
「100個の星が突然消えた」ことが判明、地球外生命体の証拠となる可能性も - GIGAZINE
https://gigazine.net/news/20191218-weird-vanishing-stars-potentially-aliens/
これらの百個の星は、20世紀と21世紀に撮影した夜空を比較し発見されたものです。もちろんノイズや様々な要因のものは全て排除されています。
A Hundred Stars That Have Disappeared
https://medium.com/swlh/a-hundred-stars-that-have-disappeared-3f8c17ae5f33
星が消えるには、現代科学では、大きく2つの事象しか考えられません。燃え尽きるか、ブラックホールに吸い込まれるかです。
燃え尽きた場合は、何かしら星の痕跡が残るはずです。一方、ブラックホールに吸い込まれた場合は近くにブラックホールがなければなりません。
しかし、これらの天体はいずれのケースにも当てはまりません。こつ然と消えたということになります。しかもこれらの天体は、「極端に赤く、かすか」だそうです。
自然現象説としては、失敗した超新星という説があります。爆発せずに突然ブラックホールになるケースです。しかし、その際はX線で撮影すれば痕跡を見つけることができるでしょう。
地球外文明説としては、星間通信のためのレーザー出力、もしくはダイソン球の残りかすではないかという説もあります。しかし、どれもピンとくるものではないですねぇ。
ここからは、勝手な妄想ですが、これらの天体は、非常に遠くにあるクエーサーで宇宙の膨張で光速を超えて見えなくなってしまったものではないかと。。
それなら、極端に赤く、かすかであるという点は納得できます。地球外文明だと面白いですけど、同じような事象を発生させる文明が様々なところで同時多発的に発生するのは不自然です。やはり、自然現象と見るのが自然かなと思います。
皆さんはどう思いますか?
(^o^)
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深宇宙から16日周期で届く謎の信号はホワイトホールからか!? [トンデモ学説]
その発生源は「SDSS_J015800.28+654253.0」という名もない銀河の赤丸の部分です。
深宇宙から16日周期で届く謎の信号の正体とは? - GIGAZINE
https://gigazine.net/news/20200210-16-day-cycles-fast-radio-burst/
論文を斜め読みをしてみると、データを見つけることができました。こんなグラフを見ると発見した人たちの興奮が伝わってきますね。
ビームの周波数は 1.7GHz中心で600Mhzくらいの帯域幅のようです。どこの携帯キャリアの割当電波かな?という感じの信号ですね…。
ただ、この現象、銀河の広範囲に影響を及ぼしているようです。銀河をよく見ると銀河の腕にも影響を与えているのが見ることができます。
正体はブラックホールをもつ連星か、極端な強い磁場を持つ中性子星「マグネター」ではないか?という仮設が出ていますが、マグネターは天の川銀河の周辺でも発見されており、ここまで広範囲に影響を及ぼす天体現象とは思えません。(磁場の影響範囲は狭いですし)
あり得るとすると銀河中心クラスのブラックホールですが、こんな銀河の辺境で巨大なブラックホールが発生するとは思えません。
ここからは勝手な想像ですが、銀河中心ブラックホール並の高エネルギーを発生させる現象で、他に考えられるのはホワイトホールくらいではないかと…。
どこかの巨大ブラックホール(ひょっとしたらこの銀河の)の出口となる回転しているホワイトホールと考えると、周期的に電波を地球に向けて放出し、かつ銀河の形にも影響を与えるほどの高エネルギー現象となるのは納得できます。
いずれにしても正体が明らかになるのが楽しみです!
( ^ω^ )
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ペテルギウスから謎の重力波を検出?爆発したあと何が起きる? [トンデモ学説]
こんな時にコロナとインフルが流行るなんて… 受験生をかかえる家庭としてはなんとしても罹患は避けなければ。でないとカミさんに家を追い出されちゃう。(泣)
ちょっと話題に乗り遅れましたが、ペテルギウスがそろそろ爆発するんじゃないか?という話。新しい動きがあったようです。
ベテルギウスから謎の重力波が発せられていることが判明
https://newstopics.jp/url/9846059
爆発すると、月くらいの明るさになるようです。千年に一度に見れるか見れないかのイベントなので、もし見れるものなら見てみたいですネ。
しかし、良いことばかりではなくて、超新星になると高エネルギーの宇宙線が地球に降り注ぎます。分厚い大気のおかげで人体に影響が出ることはないですが、宇宙線が大気に吸収されるとエアロゾルが発生し、それで雲が形成されると言われています。
つまり、ただでさえ温暖化による水害が増えているのに、それに拍車をかける可能性があるということです。一説には温暖化の主因は水蒸気という説も出ているので、もしそうなら温暖化も加速することになります。
かに星雲の超新星爆発のときも、数年前から飢饉や洪水、異常気象が続いたといいます。ひょっとしたら最近の異常気象は超新星間近の星から出ている強烈な宇宙線が影響しているのかも?
と、深夜、疲れた頭で妄想しているのでした。(´・ω・`)
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ダークマターは本当にマターなのか?実は未知の力じゃないの? [トンデモ学説]
その未知の力は、重力のような一方向の力ではなく、電磁力のようなプラスとマイナスのように引力と斥力をもつような力です。それであれば、宇宙の泡のような構造も説明できるのではないかと思ったわけです。
ただ、ダークマターは重力レンズ効果があることも確認できています。これは単なる力だけでは説明できません。しかし、電磁気力が光子の交換によって伝わる力ということを考えると、この未知なる力も光子と相互作用し、重力レンズのような効果をだすのかも知れません。(知らんけど…^^;)
核力の世界では、重力は弱すぎてほとんど認識することができないでしょう。それと同じで重力や電磁気力を基準とする我々からは銀河レベルで働く非常に弱い力を認識できないかもしれません。
最近、ダークマターでこのような奇妙な仮説が提唱されています。
ダークマターの分布の謎を「共鳴現象」がひも解く:注目の新理論から見えてきたこと
https://wired.jp/2019/03/24/dark-matter-new-theory/
ここまで来ると”質量をもつ何か”と無理やり考えずに、銀河レベルの物質間に働く力と考えたほうが素直じゃないかなーと素人なりに考えたりします。まぁ、日々の生活には関係ないことですけどね。
σ(^^;
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M87星雲のブラックホールの姿がついに明らかに! [トンデモ学説]
すごいのはシミュレーション画像と、今回の画像がほぼ一致していること。
http://www.cfca.nao.ac.jp/pr/20190410
地球規模で電波望遠鏡のネットワークを張り、地球規模の望遠鏡を構成することで今回の偉業がなされました。まさに国際協力の賜物ですね。
https://www.nao.ac.jp/news/science/2019/20190410-eht.html
このブラックホールの質量は太陽の65億倍、そしてリングの直径は1000億km。太陽系の直径が120億km程度なので、約10倍くらいあります。
実はこれくらいの大きさのブラックホールだと、人がブラックホールに落ちてもほとんど潮汐力がかかりません。太陽の一億倍のブラックホールでは1000万分の1G程度です。まさに映画インターステラーの世界です。
https://www.youtube.com/watch?v=IzNNL2DiSU0&list=RDIzNNL2DiSU0&start_radio=1&t=25
しかし、この銀河は活動的なので、その前に放射線でやられちゃいますけどね。しかし、人間が事象の地平線の彼方に行ける可能性があるというだけでもワクワクしますね!
(^^)/~
ブラックホールに吸い込まれると人間はどうなってしまうのか?
https://gigazine.net/news/20150609-black-hole-fall/
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200億光年先の銀河が見えた!? [トンデモ学説]
この記事、重力レンズ効果で一つの銀河が十字架のように見えることにフォーカスされてますが、、、
えーっ!? 200億光年先の銀河が見えた!?
もう重力レンズとかどうでもいいし、注目すべきとこはそこでしょ!
観測できる宇宙の大きさは138億光年。それ以上は光の速度を越えられないので観測できないというのが一般常識です。
宇宙の大きさはどれくらいですか?
しかし今回、その常識が覆ったということになります。これってはじめてのことでは?
恐らく、強い重力によってトラップされた光が今頃とどき、すでに光の彼方に行ってしまった銀河の姿が見えたということなのでしょう。
これは、ブラックホールに落ちてしまった物質の情報がブラックホール表面に残るという現象と似てるかも。
世界中の物理学者を悩ませる「ブラックホール情報パラドックス」とは?
勝手な想像でしかないので、専門家の解説が欲しいところです!
(  ̄∇ ̄)ノ
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特殊相対性理論と量子力学の共通点とは? [トンデモ学説]
最近、仕事の合間にボーっとしていたら、まったく関連がないように思えた特殊相対性理論と量子力学に、一つだけ共通点があることに気づきました。
それは観測者の視点によって、見える世界が違うということです。
特殊相対性理論によると、重力場の異なるところにいる人は、時間の流れ方も違いますし、超高速に動いている人は見える景色も異なります。(まぁ、これは時間の流れが違うのと同義ですが)
一方、量子力学は、観測しているものの姿はミクロな視点では確率的なものなので、観測者によって見える世界は異なります。
有名な「シュレディンガーの猫」の思考実験も、ある「A」は生きている猫を見ているかも知れませんが、異なる「B」は死んでる猫の姿を見ているかも知れません。ましてや「猫」からは全く異なった世界が見えているかも知れません。
猫が生きていると認知している A は、もう一人の B の認知結果を決して知ることはできません。なぜなら、A に観測されている B も A にとっては確率的な存在の観測対象だからです。観測結果を伝える B も、あくまで A が認知した観測結果にすぎません。
つまり、 A は B の認知した世界を決して知ることができないのです。
私たちが虫や植物から見える世界が理解できないように、同じ人であっても隣にいる人の見える世界を決して知ることができないということになります。確率の結果として異なる世界の住人ですから。
光の速度が有限なのですから、私が見てる世界と隣にいる人が見てる世界が微妙に異なるということにも通じているように思います。
観測者によって見える世界が変わるということが、相対性理論と量子力学の共通点であり、この二つの理論の不思議なところです。
なので、幽霊が見えるという人は、やはり幽霊が見えているのでしょう。でも、「君の名は」のように意識(観測者)が入れ替わるというようなことは決して起きえないという事になりますね。
ちょっとつまらないですね。
(´・ω・`)
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【もはやオカルト】量子力学と人間原理と多元宇宙論 (゚~゚)
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