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インターステラー天体 A/2017 U1 オウムアムアはやはり探査機!? [トンデモ学説]

ちょっと古い記事ですが、インターステラー天体 「オウムアムア」、ここに来て異星人の探査機説が急浮上してきました。


A2017u1.jpg
「オウムアムア」の正体は異星人の探査機? ハーバード大の研究者が驚くべき論文
https://www.huffingtonpost.jp/2018/11/06/alien-probe_a_23581278/


こんな説が出てきたのは、オウムアムアが地球から遠ざかる際にの挙動です。太陽から遠ざかるにつれ本来減速するはずが、ほとんど減速せずに遠ざかっているようです。

つまり何かしら推進機関があるか、自然現象で加速するなにかがあるのか?ということになります。自然現象説としては以下の二つの仮説があります。

(1)太陽風によって加速している
(2)彗星のように表面からガスが出ており加速している

まず、(1)については、あまりにも荒唐無稽すぎて、話にもなりません。太陽風によって加速してしまうような軽い天体がどうやって太陽に最接近してフライバイして地球に近づいてこれるでしょう。太陽に近づく前に押し戻されるか、燃え尽きてしまうでしょう。

さて、次に(2)です。たしかにこれは可能性としては考えられます。しかし、かつて太陽に最接近したときの分析結果を振り返ってみましょう。

太陽系外から飛来の小惑星、表面に有機物の層 天文学者チーム
http://www.afpbb.com/articles/-/3155902?cx_part=latest&cx_position=3

こちらの記事で以下のように分析されています。

別の恒星系から飛来する恒星間天体をめぐっては、大半が小型で、彗星(すいせい)のように本体が主に氷でできていると天文学者らの間では長年考えられていた。
だが、9月に太陽に接近通過した際、オウムアムアは彗星のように溶けた氷と塵(ちり)の「尾」を放出しなかった。これは、オウムアムアが氷の表面を持たず、実際は主に金属と岩石で構成される小惑星の仲間に属している可能性があることを示唆している。



記事内では、確かに彗星のような性質をもつことは否定されていませんでしたが、少なくとも噴出によって加速したわけではないことが分かります。

残りの可能性としては、オウムアムアには加速させるなんらかの推進源があるということでしょう。やはり異星人からの探査機という可能性は否定することはできなさそうです。
+(0゚・∀・) + +


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