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「SPRESENSE main board」を解剖する(1) [SPRESENSE]

ソニーから出た新しいワンボードマイコン「SPRESENSE」。まだ詳しい情報は公開されていませんが、今まで公開された情報からどのような仕様か明らかにしていきたいと思います。


DSC_0350.jpg


今回発表されたのは、「SPRESENSE main board」と「SPRESENSE extension board」。外観など、今まで公開された情報は以下のサイトでも確認できます。


Welcome to the developer pages for Spresense
https://developer.sony.com/develop/spresense/

SPRESENSE の主な仕様
http://www.sony-semicon.co.jp/products_ja/spresense/

低消費電力のIoT向けスマートセンシングプロセッサ搭載ボード「SPRESENSE」を商品化
https://www.sony.co.jp/SonyInfo/News/Press/201805/18-044/


プロセッサーが載っているのは「SPRESENSE main board」のほう。まずは "main board" を解剖していきましょう。Maker Faire Bay Area で提示されていたパネルをきれいに起こし直してみました。


spresense_main.png


Size50.0mm x 20.6 mm
GNSSGPS, GLONASS
IO(1.8V)GPIO, UART, I2C, I2S, SPI, 0.7V range analog inputs
Others4 application LED, USB Debug Interface



GPSアンテナは搭載されているので、このままGPSモジュールとしても活用できますね。GPSトラッカーはすぐに作れそうです。

しかも、ハイレゾ音源対応のオーディオコーデック内蔵、Cortex M4F を6つ搭載したマルチコア構成で 5,500円!。GPSシールドやHATは4,000円~5,000円、ハイレゾ対応のオーディオDACのHATは10,000円近くするので、これはお買い得ですね。

でも、音を手軽に楽しむには、"extension board" の3,500円も必要です。両方あわせて 9,000円。ちょっと高め?それでも、ラズパイ+ハイレゾ・オーディオDAC+GPS HAT だと2万円弱かかるので安いかな?微妙な値付けです。う~ん、オーディオマニアではないので判断が難しいです。

ピンソケットのIOは 1.8V です。最近のセンサーは 1.8V のものも多いのですし、省電力を考えると十分でしょう。でも通信モジュールは、まだ 3.3V が多いのでレベルシフターが必要ですねぇ。

実は、このピンソケットの情報も公開されていますので、次回詳しく見てみたいと思います。
(^^)/~





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  • 出版社/メーカー: スイッチサイエンス
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