【惑星コロニー】人類が目指すべきは火星ではなく金星なのでは? [トンデモ学説]
UAEがアラブ諸国初となる惑星探査機「HOPE」を打ち上げました。H2Aで無事に軌道に投入できて日本の技術がアピールできたのもよかったですね。その後、中国の火星探査機が打ち上げられ、今月末にはアメリカも打ち上げ予定。日本も20年代後半にサンプルリターンを計画しています。
それに加え、スペースXは火星にコロニーを作ることを真剣に検討しています。まさに火星探査ラッシュと言ってよい状態なのですが、はたして火星は人類が目指すのに相応しい星なのでしょうか?
火星は、重力が小さい、大気は薄い、また固有磁場もないので薄い大気を貫く放射線が直接降り注いできます。そして何より寒い。平均気温で-55度です。大量の水もあまり期待できないでしょう。
地球に比べ、かなり過酷な世界と言わざるえません。テラフォーミングできたとしても活用できる資源が限られるため、かなり狭い領域となってしまうでしょう。まさに砂漠のオアシスですね。
本当に火星が人類にとってベストな移住先なのか?という疑問をもっていたら、こんな記事を見つけました!
人類は火星の前に金星を目指した方が良さそうな理由とは?
https://gigazine.net/news/20180315-venus-before-mars/
この記事によると、金星の地表上空50kmの場所では、気圧はほぼ1気圧。そして気温も30~50度と暑い夏程度。多くの放射線も大気が防いでくれます。そして大気中には硫酸だけでなく、二酸化炭素、窒素、水素も多く含むため、大量の水や作物の肥料を生成することもできます。
NASAは、飛行船型の探査機を飛ばす計画もたてているようです。
https://io9.gizmodo.com/how-nasa-could-build-a-cloud-city-over-venus-1672240059
しかし、そこで大きな障害となるのは金星固有の大気の流れである「スーパーローテーション」です。地球でいう偏西風のようなものですが、風速が桁違い。4日で金星を一周する速さです。偏西風は秒速30mに対し、スーパーローテーションは秒速100m。そして金星全体を覆っています。
https://andymaypetrophysicist.com/can-earth-become-venus/
これを克服する術が見つかれば、計画も具体化するかもしれませんね。日本の金星探査機「あかつき」が収集したデータの研究成果が重要になってきそうです。
金星への移住というと地表を思い浮かべる人がほとんどだと思いますが、金星の地表は90気圧。地球で言うなら海底の気圧と比べるようなものです。
となると1気圧の空気を充満した飛行船は海の上の船のようなもので、気圧を保っていれば沈むことはありません。濃硫酸の雲も問題ですが、金星の大気に酸素がほとんどないので、金属が腐食することはありません。気球や宇宙服を金属で覆っても大丈夫でしょう。
https://www.starletters.com/2018/06/18/is-a-human-mission-to-the-clouds-of-venus-possible/
飛行船内にある水や酸素は金星の外気に漏れ出ると非常に危険ですが、すでに人類は地球環境では非常に危険な水素やガソリンを安全に活用できる技術を身に着けています。克服できない課題ではないと思います。
一番の問題は、荒れ狂うスーパーローテーションですが、これも金星の気象をよく調べれば安全に飛行船を運用できる方法が見つかるでしょう。金星では天気予報が非常に重要になりそうですね。
https://www.starletters.com/2018/06/18/is-a-human-mission-to-the-clouds-of-venus-possible/
資源が乏しい火星でコロニーを作るよりも、資源が豊富な金星で「ラピュタの城」を作ったほうがよっぽど現実的だと思います。日本はここで火星探査のブームに乗るのではなく、金星探査に力を入れてほしいところですね。
(^^)/~
それに加え、スペースXは火星にコロニーを作ることを真剣に検討しています。まさに火星探査ラッシュと言ってよい状態なのですが、はたして火星は人類が目指すのに相応しい星なのでしょうか?
火星は、重力が小さい、大気は薄い、また固有磁場もないので薄い大気を貫く放射線が直接降り注いできます。そして何より寒い。平均気温で-55度です。大量の水もあまり期待できないでしょう。
地球に比べ、かなり過酷な世界と言わざるえません。テラフォーミングできたとしても活用できる資源が限られるため、かなり狭い領域となってしまうでしょう。まさに砂漠のオアシスですね。
本当に火星が人類にとってベストな移住先なのか?という疑問をもっていたら、こんな記事を見つけました!
人類は火星の前に金星を目指した方が良さそうな理由とは?
https://gigazine.net/news/20180315-venus-before-mars/
この記事によると、金星の地表上空50kmの場所では、気圧はほぼ1気圧。そして気温も30~50度と暑い夏程度。多くの放射線も大気が防いでくれます。そして大気中には硫酸だけでなく、二酸化炭素、窒素、水素も多く含むため、大量の水や作物の肥料を生成することもできます。
NASAは、飛行船型の探査機を飛ばす計画もたてているようです。
https://io9.gizmodo.com/how-nasa-could-build-a-cloud-city-over-venus-1672240059
しかし、そこで大きな障害となるのは金星固有の大気の流れである「スーパーローテーション」です。地球でいう偏西風のようなものですが、風速が桁違い。4日で金星を一周する速さです。偏西風は秒速30mに対し、スーパーローテーションは秒速100m。そして金星全体を覆っています。
https://andymaypetrophysicist.com/can-earth-become-venus/
これを克服する術が見つかれば、計画も具体化するかもしれませんね。日本の金星探査機「あかつき」が収集したデータの研究成果が重要になってきそうです。
金星への移住というと地表を思い浮かべる人がほとんどだと思いますが、金星の地表は90気圧。地球で言うなら海底の気圧と比べるようなものです。
となると1気圧の空気を充満した飛行船は海の上の船のようなもので、気圧を保っていれば沈むことはありません。濃硫酸の雲も問題ですが、金星の大気に酸素がほとんどないので、金属が腐食することはありません。気球や宇宙服を金属で覆っても大丈夫でしょう。
https://www.starletters.com/2018/06/18/is-a-human-mission-to-the-clouds-of-venus-possible/
飛行船内にある水や酸素は金星の外気に漏れ出ると非常に危険ですが、すでに人類は地球環境では非常に危険な水素やガソリンを安全に活用できる技術を身に着けています。克服できない課題ではないと思います。
一番の問題は、荒れ狂うスーパーローテーションですが、これも金星の気象をよく調べれば安全に飛行船を運用できる方法が見つかるでしょう。金星では天気予報が非常に重要になりそうですね。
https://www.starletters.com/2018/06/18/is-a-human-mission-to-the-clouds-of-venus-possible/
資源が乏しい火星でコロニーを作るよりも、資源が豊富な金星で「ラピュタの城」を作ったほうがよっぽど現実的だと思います。日本はここで火星探査のブームに乗るのではなく、金星探査に力を入れてほしいところですね。
(^^)/~
惑星気象学入門――金星に吹く風の謎 (岩波科学ライブラリー)
- 作者: 松田 佳久
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 2011/08/26
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
ここまでわかった! 太陽系のなぞ: 探査機の写真で見えてきたおどろきの姿 (子供の科学★サイエンスブックス)
- 出版社/メーカー: 誠文堂新光社
- 発売日: 2014/11/05
- メディア: 大型本
大人のプラモランドVOL.5 金星探査機あかつき&宇宙帆船イカロス<蓄光版> (ロマンアルバム)
- 出版社/メーカー: 徳間書店
- 発売日: 2011/07/04
- メディア: ムック
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