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中国の大連に行ってきました!(2)旅順編 [徒然日記]

中国の大連への出張の最終日に、少し時間が余ったので取引先の方に旅順に連れて行ってもらいました。旅順といえば「坂の上の雲」でも有名な日露戦争の激戦地、旅順港のある場所です。

その旅順港を一望できるということで白玉山を案内してくれました。山の頂上には東郷司令長官、乃木将軍の発案で建立したという慰霊塔がありました。結構大きいです。


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古戦場らしく大砲も残っていました。


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ここから見る旅順港の景色はすばらしく、港を一望できます。ここは203高地ではありませんが、なぜ多大な犠牲を払ってまで高地を奪い合っていたのかよく分かります。百聞は一見にしかずですね。


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今も軍港として使われており、中国海軍の拠点となっているようです。でもここは撮影が許されていますので大丈夫です。そういえば、大連の港には中国の空母が停泊していました。怖くて撮影できませんでしたが。^^;


ふもとに降りると、満鉄時代に作られた百年以上前の駅舎がありました。まだ現役で使われています。


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駅舎の中の風景は、まだ昭和らしさが残っています。


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そこから少し車で行ったところに、満州時代に建てられた旅順博物館があります。今も博物館として使われています。大連の人たちは物持ちがいいですね。


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博物館の正面には西洋風の塔がありました。戦後すぐのころ、ソ連と中国の友好の証として建てた記念塔だそうです。その背後に関東軍司令部跡があるので、なぜここに建てたのか納得です。


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で、こちらが関東軍司令部です。今は関東軍司令部博物館として使われているそうです。幸か不幸か見学する時間はありませんでしたが、どんな展示になっているかはちょっと想像できます。


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これでタイムアップ。次の機会があれば203高地に訪れてみたいなと思いました。

大連は、ホテルは立派でしたし、食べ物もおいしい、水も空気も車の運転も普通。見どころも満載。思ったよりも寒さも感じませんでしたし、また機会があれば訪れたい都市でした。

皆さんも機会があればぜひ訪れてみてください!
(^^)/~





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コメント 2

ワンモア

昔の建築物の方が丁寧で長持ちしているように感じますね。
旅順は歴史上の戦地の中でも現地にいくことで分かる筆頭だと思います。自分も一度行ってみたいです。
by ワンモア (2018-03-10 09:56) 

ys_oota

はい、日本統治時代の建物でなく、昔ながらのレンガ作りの中国の住居もまだ現役だったり、古き良き中国がまだ残っている地域だなと思いました。旅順は百聞は一見にしかずです。203高地攻めは、そこまで犠牲を払う必要があったのか疑問に思っていましたが、現地にいけばなるほど。と納得してしまいます。
by ys_oota (2018-03-12 00:18) 

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