「戦国合戦　通説を覆す」を読んでみた！：息子と一緒に Makers：So-netブログ

	ブログをはじめるログイン

忙しいのに体調不良…(´・ω・｀)｜琥珀の中から9900万年前のひな鳥が発見.. ブログトップ

「戦国合戦　通説を覆す」を読んでみた！　[徒然日記] [編集]

電車の待ち時間にエキナカの書店に寄って、何気なく手に取った本を立ち読みをしていたら、思いのほか面白かったので買ってみた本がこちら。

戦国合戦の英雄たちの戦いぶりや心理を、史実をもとに逆に推測してみようという内容です。通常、信長や秀吉、家康など英雄たちはこの時こう思い行動を起こしたということで歴史が描写されますが、この本は逆で、史実での行動をもとに英雄たちの心理を紐解くというものです。

なかなか緻密な調査をベースに書かれており、なるほどなとすごい納得感があります。

とたえば、秀吉の中国大返しなどは、信長の言いつけを忠実に守り、信長の顔色を過敏なまでに伺っていた、ビビりがなせた技だったとか。家康の関ケ原の合戦は、あまりにも行き当たりばったりで、実は家臣からの信望があまりなかったとか、非常に人間味あふれる内容で親近感を覚えます。

最終章は、真田幸村だったのですが、幸村は”日の本一の兵”と呼ばれるにふさわしい人物だったのだという結論で終わり、傑出した英雄はやはりいるのだなと安心して読み終えることができました。

戦国時代ものが好きな人には、ぜひ一度読んでみてもらいたい本です。謀略説もいろいろと出ていますが、戦国時代を生きた人たちも今の我々と変わらない人間だったんだなと身近に感じることができる一冊です。
（＾_＾）／～